SwitchBot ロックUltra。
玄関のつまみに貼り付ける、充電式のスマートロック
買うのは、玄関の鍵を毎回ポケットから出すのをやめたい人だ。 ただし顔認証も指紋認証も、ロックPro(17,980円)で使える。Ultraで増えるのは開け方ではなく充電式の電源・静かさ・薄さの3つだ。これが要らないなら、Proで足りる。
電池交換をやめたいならUltra。開け方だけならPro
22,980円
17,980円
8,980円
玄関で困るのは、鍵を出す手間より「閉めたか分からない」ほう
買い物袋を両手に提げて帰った日に、鞄の底で鍵を探すことになる。子どもに合鍵を持たせれば、今度はなくす心配が始まる。
もっと厄介なのは施錠のほうだ。出かけて15分後に「鍵を閉めたか」を思い出せない。引き返しても、たいてい閉まっている。
玄関の鍵をドアごと交換すれば解決するが、賃貸ではできない。工事を頼めば数万円かかり、退去時に戻す作業も出る。
つまみに貼るだけで、鍵はスマートフォンとパッドで開くようになる
ロックUltraは玄関の内側のつまみ(サムターン)をつかんで回す。取り付けは付属の両面テープで貼るだけで、ドアを削る作業は無い。金属のドアならマグネットアクセサリー(1,780円)で貼らずに固定できる。
解錠はスマートフォンのアプリのほか、別売のパッドを外側に付ければ指紋・暗証番号・交通系ICカード・顔でもできる。物理の鍵も今までどおり使える。
電源は本体に入る充電池(18350リチウムイオン・4200mAh)と、予備のCR123A電池の2本立てだ。充電池を抜いて充電している間も、予備電池のほうで鍵は開く。
玄関の鍵が開かないのは事故なので、電源が二重になっているかどうかは値段より先に見る部分になる。
Ultraを選ぶ理由は3つ
1. 乾電池を買わなくてよくなる。予備バッテリーは本体の中にある
ロックProは単3形乾電池4本で動く。公称の電池寿命は毎日10回ずつ開け閉めして約9カ月なので、年に1回強のペースで4本を入れ替える。
Ultraは充電池を抜いてUSBで充電し、また差す。電池を切らして玄関で困る、という状況が消えるのが実際の効きどころだ。Pro側も別売の充電式バッテリー(3,480円)を足せば同じ形にできる。
2. 夜の解錠音が小さい
スマートロックはモーターでつまみを回すので、深夜に帰ると音が響く。
Ultraには時間を決めて動作音を抑えるナイトモードが入っている。家族が寝ている時間だけ静かに開ける、という設定を本体側で持てる。Proにこの切り替えは無い。
3. 出っ張りが小さく、73g軽い
本体は内側のドアに貼り付いたまま残る。Ultraは高さ66.8mm・377g、Proは83.9mm・450g(電池を含む)だ。
両面テープで貼る製品では、軽いほうが落ちにくい。ドアの内側にコートを掛ける家では、17.1mmの差がそのまま当たりやすさの差になる。
買う前に知っておく4つ
1. 顔で開けるなら、本体の値段では終わらない
顔認証パッドは別売で16,980円、指紋認証パッドは10,980円だ。本体と合わせて買うセットが公式にあり、Ultra+顔認証パッドで36,980円、Ultra+指紋認証パッドで28,980円になる。
本体の22,980円だけを見て予算を組むと、外側のパッドの金額がまるごと足りなくなる。
同じ22,980円で買えるもの(SwitchBot公式・2026年9月3日)
ロックUltra 本体だけ(22,980円)
開け方=スマートフォン・物理の鍵
充電式・ナイトモードあり
ロックPro+指紋認証パッド(22,980円)
開け方=指紋・暗証番号・ICカード
単3形乾電池4本・約9カ月
指を当てて開けたいなら、同じ金額でProのセットが買える
2. 遠隔操作と、外から鍵の状態を見るにはハブが要る
本体とスマートフォンはBluetoothでつながる。外出先からの操作、Alexaでの音声操作、iPhoneの家アプリでの管理は、SwitchBotハブ2(9,980円)などを家に置いてからになる。
「閉めたか分からない」を消したくて買う人は、ここで1万円弱が足される。
3. 通信の規格はProのほうが新しい
ロックUltraはBluetooth 4.2、ロックProはBluetooth 5.0だ。番号が新しいのはPro側になる。
どちらもスマートフォンとの距離は玄関先での使用を想定した設計で、日常の解錠で差が出る作りではない。それでも上位機種の数字が下、という事実は残る。
4. 取り付けはつまみに貼るだけ。合わないときは高さ調節ケースと高さ調整スペーサーが要る
SwitchBotは99.9%の鍵に対応するとしている。逆に言えば、合わない形が残っている。
買う前に見るのは2つ。内側のつまみの形と、つまみの中心からドア枠までの距離だ。 公式の商品ページに寸法の測り方が出ているので、注文前にそこで確かめる。合わない場合は特殊サムターンホルダー(980円)で解決することもある。
つまみが低い・奥まっているドアのために、SwitchBot ロックUltra用 高さ調節ケース(公式ストア 980円)が別売である。さらに厚みが要るドアでは高さ調整スペーサーをサポートに問い合わせて取り寄せる。買う前に公式の商品ページにある寸法の測り方でドアを測っておくと、注文後に付かないことが分かる事態を避けられる。
SwitchBotの4機種とセサミを、開け方と電源で並べる
開け方を決めるのは外側のパッドだ。本体を上位にしても、開け方は増えない。
Ultraより別のものが向いている人を、はっきり書く。
ロックPro との違い。Proが向く人
- 指紋か顔で開ければよく、電池交換は苦にならない
- 本体より外側のパッドにお金を使いたい
- 充電式にしたくなったら、あとで3,480円のバッテリーを足す
- Bluetoothの世代が新しいほうがいい
SwitchBot以外が向く人
- 予算が1万円台前半(セサミ6Pro 4,980円)
- 顔認証を1万円台で作りたい(+フェイス2Pro 6,980円)
- 家の他の家電をSwitchBotで動かす予定が無い
- 外出先からの操作にハブを買い足したくない(セサミはWi-Fiモジュール2,980円)
SwitchBotを選ぶ理由は本体そのものより外側にある。カーテン・照明・エアコンを同じアプリで動かす予定があるなら、鍵もそこに乗せたほうが操作の入口が1つで済む。その予定が無いなら、鍵の機能だけで選んだほうがいい。
結局どれを買えばいいのか
条件で分かれる。自分がどれかを選べば、それが答えになる。
乾電池の買い置きをやめたい
静かさと薄さは欲しい
電池交換は苦にならない
迷うのはUltraとProの2つに絞られる。判断は「乾電池を年1回替える作業が嫌かどうか」だけでいい。嫌ならUltra、気にならないならProで、開け方も操作も同じものが手に入る。
最終結論
電池を切らしたくない人には勧める。開け方だけが目的なら勧めない。
顔で開ける形そのものは、セサミでも作れる。開け方だけを見るなら、本体をSwitchBotにする理由は無い。
Ultraに払っているのは、電池を切らさない二重の電源と、夜に音を落とせることと、17.1mm薄い本体だ。そこにハブ・カーテン・照明を同じアプリで足していく前提があると、この3つが毎日効いてくる。
僕なら、家にSwitchBotの機器がすでにあるならUltraの顔認証セットを選ぶ。玄関の鍵だけをスマートにしたいなら、Proの指紋認証セットにして、ハブ2を足す。
仕様と寸法(ロックUltraとロックPro)
4200mAh/15.54Wh
+予備CR123A
約9カ月(毎日各10回)
充電式バッテリーは別売3,480円
SwitchBot ロックUltra(本体22,980円)
価格は2026年9月3日にSwitchBot公式サイトで確認した金額(税込)です。変わるのでリンク先で確かめてください。
よくある質問
SwitchBot ロックUltraとロックProは何が違いますか?
電源と厚みと動作音が違います。ロックUltraは本体に充電池(18350リチウムイオン・4200mAh)が入り、予備のCR123A電池と切り替えて動きます。ロックProは単3形乾電池4本で、電池寿命は毎日10回ずつ解錠と施錠をして約9カ月です。ドアからの出っ張りはUltraが66.8mm、Proが83.9mmで17.1mm小さく、重さは377gと450gです。Ultraには決まった時間だけモーターの音を抑えるナイトモードが付きます。開け方の種類は変わりません。
顔認証で開けたい場合、ロックUltraを選ぶ必要がありますか?
必要ありません。顔認証パッド(16,980円)も指紋認証パッド(10,980円)も、ロックProとロック(無印)で使えます。SwitchBot公式にはロックProと顔認証パッドのセットが33,180円、ロックProと指紋認証パッドのセットが22,980円で並んでいます。開け方はパッド側で決まるので、本体をUltraにしなければ顔で開けられない、ということはありません。
賃貸のドアにも付けられますか?
両面テープで貼り付ける方式なので、ドアに穴を開けずに付けられます。金属製のドアならマグネットアクセサリー(1,780円)を使って、テープを貼らずに固定することもできます。付く前提は、家のサムターン(内側のつまみ)が対応する形かどうかです。SwitchBotは99.9%の鍵に対応するとしていますが、購入前にサムターンの形と、つまみからドア枠までの距離を測って確認します。
外出先から施錠を確認するにはハブが必要ですか?
必要です。ロック本体とスマートフォンはBluetoothでつながるため、家の外からの操作、AlexaやGoogleアシスタントでの音声操作、Matter経由のiPhoneの家アプリでの管理には、SwitchBotハブ2(9,980円)などのハブを別に置きます。玄関を出たあとに鍵の状態を見たい人は、本体の値段にハブの1万円弱を足して考えることになります。
情報の出どころ
- 仕様
- ロックUltra・ロックPro・ロック・ロックLiteの寸法、重さ、電源、通信方式は、SwitchBot公式サイトの製品ページ(2026年9月3日)。
- 価格
- 本体4機種、キーパッド、指紋認証パッド、顔認証パッド、各セット、マグネットアクセサリー、充電式バッテリーの価格は、いずれもSwitchBot公式サイトで2026年9月3日に確認した税込価格。
- 比較した他社製品
- セサミ6Pro(4,980円)、セサミフェイス2Pro(6,980円)、Wi-Fiモジュール2(2,980円)は、CANDY HOUSE公式サイトで2026年9月3日に確認した税込価格。