Razer Kraken V4 X Sensa HD Haptics。
ゲームの音を振動に変えて頭に伝える、有線のゲーミングヘッドセット
買うのは、パソコンでゲームをしていて、音は聞こえているのに手応えが無いと感じている人だ。 Razer Kraken V4 X Sensa HD Hapticsは、イヤーカップが振動するヘッドセットで、Sensa対応の100以上のゲームでは開発者が場面に合わせて作った振動が出る。対応していないゲームや映画や音楽でも、鳴っている音をその場で振動に変える。つなげるのはUSB Type Aのパソコンだけで、ゲーム機やスマートフォンは対象に入っていない。
パソコンで振動まで欲しいならKraken V4 X Sensa HD Haptics。ゲーム機やスマホにもつなぐならKraken V4 X、無線も要るならKraken V4 Pro
V4 X Sensa
HD Haptics
16,980円
V4 X
13,970円
V4 Pro
61,049円
背後から撃たれたのか、遠くで爆発したのか、音量だけでは分からない
ゲームの音は情報だ。足音の距離、被弾したかどうか、車がどのくらい近いか。全部が音の大小と定位で表現されている。
ところが音量を上げても、増えるのは大きさだけで、種類は増えない。爆発音と被弾音が重なった瞬間に、自分に当たったのかどうかが分からなくなる。
コントローラーを握っていれば振動で分かる。キーボードとマウスで遊んでいる人には、その手がかりが無い。
Sensa HDハプティクスが、ゲームの音と出来事をイヤーカップの振動に変える
イヤーカップの中に振動を出す部品が入っている。低い音が鳴った瞬間に、頭の両側が押される。
振動の作り方は2つある。Sensaに対応した100以上のゲームでは、開発者が場面ごとに作った振動がそのまま再生される。カットシーン、キャラクターの動作、ゲーム内のイベントに振動が割り当ててある。Battlefield 6、ボーダーランズ 4、マーベル・ライバルズ、Final Fantasy XVI、Silent Hill 2、S.T.A.L.K.E.R. 2などが並んでいる。
もう1つが、鳴っている音をその場で振動に変える方式だ。対応していないゲームでも、映画でも、音楽でも振動する。この2つは同時に働く。
Kraken V4 X Sensa HD Hapticsを選ぶ理由は3つ
1. 振動が付いたRazerのヘッドセットで、有線のモデルはこれだけ
Razerのヘッドセットで振動を積んでいるのは、Kraken V4 ProとこのKraken V4 X Sensa HD Hapticsの2つ。Kraken V4 Proはワイヤレスで、駆動時間と充電を気にしながら使う。
こちらはUSBでパソコンにつなぎっぱなしになる。電池残量という概念が無いので、振動を常時入れたまま遊べる。
2. 振動の強さを本体のボタンで変えられる
イヤーカップにハプティクス強度ボタンがある。ソフトを開かずに手で変えられる。
音楽を聴くときと、FPSをやるときで欲しい強さは違う。切り替えが物理ボタンにあると、実際に切り替える。
3. 耳まわりが広くなって、クッションが布になった
イヤーカップの内径は幅45mm・長さ66mm。Kraken V4 Xは幅42mm・長さ62mmで、こちらのほうが耳の収まる面積が広い。
クッションはFlowKnit製のメモリーフォーム。通気性と吸湿速乾をうたった布で包んであり、革のような素材ではない。振動を出す機械なので、耳に当たる面がどう作ってあるかは音と同じくらい効く。
買う前に確かめる5つ(つなぎ先・7.1サラウンド・マイク・無線・重さ)
1. つなげるのはUSB Type Aのパソコンだけ
Razerの仕様表に載っている互換性は「USB Type A, 2.0」の1行だけだ。PlayStation、Nintendo Switch、Steam Deck、スマートフォンは書かれていない。
Kraken V4 XにはUSB Type Aへの変換アダプタが付いていて、Type Cの機器にも挿さる。この機種はType Cの端子に直接挿せない。パソコン側にType Aが空いているかを先に見る。
2. 7.1サラウンドサウンドはWindows 11でしか使えない
Razer IDに製品を登録するとコードがメールで届き、7.1 Surround Soundのソフトを入れて有効にする。対象はWindows 11の64ビット以降。
THX Spatial Audioへのアップグレードは、7.1 Surround Soundアプリから50%オフのコードを取って買う。箱から出した状態で入っているのは7.1サラウンドのほうだ。
3. マイクは格納式ではない
Kraken V4 XとKraken V4のマイクは格納式で、使わないときイヤーカップにしまえる。この機種の仕様表には格納式の記載が無く、カーディオイドマイクとだけ書いてある。
ミュートは本体のボタンで切る。通話をしない日もブームは外に出たままになる。
4. ワイヤレスは無い
接続はUSB有線の1つだけ。Bluetoothも2.4GHzのドングルも載っていない。机の前から離れて使う予定があるなら、この機種は外れる。
5. 重さは330g
Kraken V4 Xは310g、Kraken V4は350g。振動を出す部品が増えたぶん、Kraken V4 Xより20g重い。
ヘッドバンドは新しいスイベル設計に変わり、密閉性を上げたとRazerは書いている。
Kraken V4 X・Kraken V4 Proとの違い。分かれるのは振動・つなぎ先・ワイヤレス
Kraken V4 Xから替えると何が増えて、何が減るのか
Sensa HD Hapticsで増えるもの
Sensa HDハプティクス(対応ゲーム+音からの変換)
ハプティクス強度ボタン
イヤーカップ内径が幅45×長さ66mmに
FlowKnit製メモリーフォーム/新しいスイベル設計
Sensa HD Hapticsで減るもの
USB Type Cでつなげない
ゲーム機・スマートフォンが対応に入らない
マイクの格納
重さは310gから330gへ/ドライバーとサラウンドは同じ
Kraken V4 Xは、1本のヘッドセットをパソコンとゲーム機で使い回す人の選択肢になる
2024年10月18日発売で、価格.comの最安値は13,970円。ヘッドセットの売れ筋ランキングでは3242製品中92位(2026年9月21日)。
USB Type Cで挿さり、付属のアダプタでType Aにも回せる。PlayStation、Nintendo Switchのドックモード、Steam Deck、スマートフォンが対応表に載っている。振動は無く、ドライバーは同じ40mmのTriForceだ。
Kraken V4は、振動は要らないがワイヤレスが要る人のモデル
2024年9月13日発売で、価格.comの最安値は25,980円。2.4GHzのドングル、Bluetooth 5.3、USB有線の3つでつながる。
ドライバーは40mmのTriForceチタンで、再生周波数は20Hz〜28kHz。サラウンドはTHX Spatial Audio。駆動時間は発光を切って最大70時間、点けて最大35時間。マイクは格納式の超広帯域で、手元にゲームとチャットの音量バランスを取るボタンが付く。
Kraken V4 Proは、振動とワイヤレスを両方取るモデル
2024年11月1日発売で、価格.comの最安値は61,049円。Sensa HDハプティクスを積んだままワイヤレスで使える。
手元に置くOLEDコントロールハブが付き、画面を見ながら音量・マイク・ライティングを操作する。振動と発光を両方使うと駆動は最大13時間まで落ちる。
条件別に、どのKrakenを買えばいいか
間違えやすい選び方
PS5で使うつもりで買う
互換性はUSB Type A 2.0だけ
ゲーム機が対応表に入っているのはKraken V4 XとKraken V4以上
Type Cしか空いていないノートパソコンにつなぐ
Type Cへ挿す想定になっていない
Type Cで挿すならKraken V4 X
7.1サラウンドを目当てにmacOSで使う
7.1サラウンドはWindows 11の64ビット以降だけ
Razer IDに製品を登録してコードを受け取る手順も要る
通話でマイクを頻繁にしまいたい
格納式のKraken V4 Xを選ぶ
この機種のマイクは仕様表に格納式の記載が無い。ミュートはボタンで切る
価格は2026年9月21日に価格.comの最安値で確認
最終結論
パソコンでゲームをしていて、音以外の手がかりが欲しいなら、Razer Kraken V4 X Sensa HD Hapticsを勧める。 Sensa対応ゲームでは開発者が作った振動が出て、対応していないゲームでも音から振動が作られる。振動の強さは本体のボタンで変えられる。
ゲーム機やスマートフォンにも挿す人には向かない。Razerが挙げている互換性はUSB Type A 2.0だけで、Kraken V4 Xにあったつなぎ先の広さがこの機種には無い。
僕ならこれを選ぶ。コントローラーを持たずに遊ぶ人にとって、当たったかどうかが体で分かる手がかりは、ドライバーの口径よりも効くからだ。
Razer Kraken V4 X Sensa HD Hapticsの仕様と価格
Sensa対応ゲーム+音からの変換
マイクミュート・ハプティクス強度
Windows 11 64ビット以降のみ
単一指向性・100Hz〜10kHz
Razer Kraken V4 X Sensa HD Haptics(16,980円)
価格は2026年9月21日に価格.comの最安値で確認した税込金額です。リンク先で最新の金額を確かめてください。
よくある質問
Razer Kraken V4 X Sensa HD HapticsとKraken V4 Xの違いは何ですか?
Sensa HDハプティクスが載っているかどうかが最大の違いです。Kraken V4 Xには振動の仕組みがありません。つなぎ方も違い、Kraken V4 XはUSB Type CとType A(付属アダプタ)の両方でつながり、PlayStation・Nintendo Switch(ドックモード)・Steam Deck・スマートフォンにも対応します。Sensa HD HapticsはUSB Type A 2.0だけです。マイクはKraken V4 Xが格納式、Sensa HD Hapticsはカーディオイドマイクで、仕様表に格納式の記載がありません。重さは310gと330gです。
Sensa HDハプティクスは対応していないゲームでも振動しますか?
振動します。Sensa対応ゲームでは開発者が場面ごとに作った振動が出ます。対応していないゲーム、映画、音楽では、鳴っている音をリアルタイムで振動に変換します。Sensa対応ゲームは100以上あり、Razerのページに一覧があります。
Razer Kraken V4 X Sensa HD HapticsはPS5やNintendo Switchで使えますか?
Razerの仕様表に挙がっている互換性はUSB Type A 2.0だけで、ゲーム機は書かれていません。ゲーム機やスマートフォンでも使いたいなら、USB Type CとType Aの両方に対応するKraken V4 Xが対象になります。
7.1サラウンドサウンドはどうやって使いますか?
Razer IDに製品を登録するとアクティベーションコードがメールで届き、7.1 Surround Soundソフトウェアをダウンロードして有効にします。使えるのはWindows 11の64ビット以降だけです。7.1 Surround Soundアプリから、THX Spatial Audioへのアップグレードを50%オフで買えるコードも取れます。
ワイヤレスで使えるモデルはどれですか?
Kraken V4 X Sensa HD Hapticsは有線だけです。ワイヤレスが要るならKraken V4(2.4GHzとBluetooth 5.3、最大70時間)か、ハプティクスも一緒に欲しいならKraken V4 Proになります。
情報の出どころ
- Razer Kraken V4 X Sensa HD Hapticsの仕様
- Sensa HDハプティクスの2つの経路、対応タイトル、ドライバー、イヤーカップ内径、イヤーパッド、重さ、マイク、7.1サラウンドの対象OS、互換性、保証、スイベル設計は、Razer(日本)とRazer(米国)の製品ページ・技術仕様・FAQで2026年9月21日に確認。ハプティクス強度ボタンはRazer(米国)の技術仕様。
- Kraken V4 X・Kraken V4・Kraken V4 Proの仕様
- Kraken V4 XはRazer(米国)の製品ページと技術仕様(2026年9月21日)。Kraken V4とKraken V4 ProはRazer(日本)の製品ページ・技術仕様・製品比較(同日)。
- 価格・発売日・売れ筋順位
- 4機種とも価格.comの最安値・発売日・売れ筋ランキング(ヘッドセット 3242製品中)で2026年9月21日に確認。