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ProGrade Digital PG05.6。
512GBの転送が2分31秒になるCFexpressリーダー

2026.09.02カメラ機材
ProGrade Digital PG05.6 の本体。正方形の筐体の手前にCFexpress Type Bのスロットが1つ、側面には放熱用のフィンが並ぶ。

CFexpress 4.0のカードを使っているなら、ProGrade Digitalのカードリーダー PG05.6(型番・15,640円)にする。512GBの転送が6分50秒から2分31秒になる。手持ちが2.0のカードなら、SDも一緒に読める下位の型番 PG05.5 で足りる。差を決めるのはリーダーではなく、いま使っているカードの世代だ。

どちらを買うか

PG05.6を買う
CFexpress 4.0のカードを、MacのUSB4ポートに直挿しできる人。 512GBの転送が2分31秒になる。1回あたり4分19秒短くなる。
PG05.5で足りる
手持ちが2.0のカードの人、SDも読みたい人。 短くなるのは1分49秒にとどまる。SDとの2枚挿しができる。
PG05.6を避ける
Macでカードの点検ソフト Refresh Pro を全部使いたい人。 PG05.6をMacに挿して動くのはカードの寿命の表示だけで、PG05.5なら3機能とも動く。

20Gbpsのカードリーダーは、Macでは半分の速さしか出ない

CFexpressのカードリーダーは、10Gbps・20Gbps・40Gbpsの3種類ある。規格の名前は USB 3.2 Gen 2・USB 3.2 Gen 2x2・USB4で、名前を見てもどれが速いのかは分からない。

Gbpsは1秒に流れるビットの量で、8で割るとMB/秒になる。10Gbps=1,250MB/秒、20Gbps=2,500MB/秒、40Gbps=5,000MB/秒だ。

まん中の20Gbpsは USB 3.2 Gen 2x2 という規格で、Macが対応していない。 MacのUSBは USB 3.1 Gen 2 の10Gbpsまでで、Apple シリコンになっても変わっていない。10Gbpsより上はUSB4かThunderboltになる。

対応していない機器を挿すと、遅いほうの速度で動く。20GbpsのリーダーはMacでは1,250MB/秒だ。20Gbpsのリーダーを買っても、Macでは半分しか使えない。

カードリーダー3種類の速さと、Macで出る速度の図 USB 3.2 Gen 2は10Gbpsで1,250MB/秒、そのままMacで出る。USB 3.2 Gen 2x2は20Gbpsで2,500MB/秒だがMacは対応しておらず、上の10Gbpsぶんは動かない。USB4は40Gbpsで5,000MB/秒で、MacはUSB4に対応しているので落ちない。 カードリーダー3種類の速さと、Macで出るところまで MacのUSB 3.x は10Gbpsまで USB 3.2 Gen 2 10Gbps=1,250MB/秒 そのままMacで出る USB 3.2 Gen 2x2 20Gbps=2,500MB/秒 上の10Gbpsぶんは動かない USB4(PG05.6) 40Gbps=5,000MB/秒 USB4なので落ちない
白いところはMacでは動かない。20Gbpsのリーダーを買っても、Macで出るのは1,250MB/秒まで

USB4のPG05.6なら、Macでも速さが落ちない

PG05.6はUSB4の40Gbps=5,000MB/秒で、Macが対応している。リーダーが上限にならないので、速度はカードで決まる。

CFexpress 4.0のカード(ProGrade DigitalのCOBALT)は読出3,400MB/秒。512GBを転送するのに2分31秒かかる。USB 3.2 Gen 2のリーダーは1,250MB/秒で止まるので、同じ512GBに6分50秒かかる。

512GBを転送するのにかかる時間 USB 3.2 Gen 2のリーダーで6分50秒、PG05.6と2.0カードで5分1秒、PG05.6と4.0カードで2分31秒。 USB 3.2 Gen 2のリーダー 6分50秒 PG05.6 + CFexpress 2.0 5分1秒 PG05.6 + CFexpress 4.0 2分31秒
512GBを転送する時間。速さを決めるのはリーダーではなく、手持ちのカードが4.0かどうか
組み合わせ
速度を決めるもの
512GB
1.3TB
USB 3.2 Gen 2のリーダー
リーダー
1,250MB/秒
6分50秒
17分20秒
PG05.6+2.0カード
カード
1,700MB/秒
5分1秒
12分45秒
PG05.6+4.0カード
カード
3,400MB/秒
2分31秒
6分22秒

短くなるのは4.0のカードで4分19秒、2.0のカードで1分49秒。週2回・年104回だと、年7時間29分と年3時間8分になる。

この1台を選ぶ理由は3つある

1. 次のカードに買い替えても足りる

CFexpress 4.0の上限は約4,000MB/秒で、USB4の5,000MB/秒のほうが上にある。カードを速いものに替えても、リーダーは買い直さなくていい。

2. USB4認証のケーブルが付いてくる

手持ちのUSB-Cケーブルだと、40Gbpsが出ないことがある。40Gbps対応の0.8mのケーブルが付いてくるので、別に買わなくていい。

3. 転送中に抜けない

底面のマグネットと金属プレートで、ノートPCの天板にくっつく。転送中にケーブルを引っかけても抜けない。

PG05.6 の本体と、付属するUSB4認証ケーブル。コネクターに40Gbps・240Wの刻印がある。
付属ケーブルのコネクターには40Gbpsの刻印がある。画像:ProGrade Digital公式
ProGrade Digital PG05.6(CFexpress Type B・USB4)
15,640円(税込・Amazon 2026.8.31)
価格は変わります。リンク先で最新の金額を確認してください
ProGrade Digital PG05.6 の本体
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ProGrade Digital PG05.6(CFexpress Type B リーダー)
価格は変動します。最新の金額はリンク先で確認してください

買う前に知っておく欠点

1. SDが読めない

スロットはCFexpress Type Bが1つ。2台目にSD機を使うなら、SD用のリーダーがもう1台要る。机の上のリーダーが2台になる。

2. MacではRefresh Proの3機能のうち1つしか動かない

Refresh Proは、ProGrade Digitalが無料で配っているカードの点検ソフトで、できることは3つ。カードの寿命の残りを見る(ヘルス)、遅くなったカードを新品の速度に戻す(サニタイズ)、カードのファームウェアを更新する。

PG05.6をMacに挿して動くのは寿命の表示だけで、サニタイズとファームウェア更新はWindowsでしか動かない。 安いPG05.5なら3つともMacで動く。上位機のほうが機能が少ない。

3. ハブを経由すると10Gbpsに落ちる

MacのUSB4かThunderbolt 3以降のポートに直接挿す。MacとPG05.6の間にハブを入れると10Gbpsに落ちて、PG05.5との差が消える。

4. 2.0のカードだと、短くなるのは1分49秒だけ

速度はカードで決まるので、カードが古いままなら短くなる時間も小さい。

5. 下位のPG05.5より機能が少ない

SDが読めてスロットが2つあるのは下位機のほうだ。PG05.6で増えるのは速さだけで、機能は減る。

ProGrade Digital の Refresh Pro 対応表バージョン3.1.2。USB4のPG05.6はWindowsが丸、Macが三角で、注記にヘルスのみ利用可・対応に向けて開発中と書かれている。
Refresh Proの対応表のMac欄。PG05.6で動くのは寿命の表示(ヘルス)だけで、サニタイズとファームウェア更新は動かない。画像:ProGrade Digital公式
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CFexpressに移ると、前のカードとリーダーが余る

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入るカードと、つなぐ差込口。type-c・Thunderbolt・内蔵の話

買う前に外しやすい前提を4つ並べる。読めるカードの種類と、つなぐ側の差込口で決まる。

端子は type-c。Thunderbolt の差込口に挿しても動く

本体側もパソコン側もUSB-Cで、付属するのはUSB4認証のケーブルだ。パソコン側が Thunderbolt 3 / 4 の差込口でも、USB4の機器としてそのまま動く。ハブを経由すると10Gbpsに落ちるので、本体の差込口に直接挿す。

ソニーのカメラでも、Type A のカードは入らない

これは CFexpress Type B 専用の1スロットだ。ソニーのα1やα7S IIIが使う CFexpress Type A は形が小さく、この穴には入らない。ニコン・キヤノン・パナソニックが使う Type B は入る。ソニー機でも Type B を使う機種なら問題ない。

XQD は読めない

XQDはCFexpress Type Bと外形は同じだが中の規格が違う。公式が対応をうたっているのは CFexpress 4.0 Type B と、下位互換の CFexpress 2.0 Type B までだ。XQDのカードが残っているなら、別のリーダーが要る。

内蔵タイプではない。机に貼り付けて使う

パソコンのドライブベイに組み込む内蔵タイプではなく、外付けの1台だ。底面に磁石が入っていて、付属の金属プレートを貼れば机やノートPCの背面に留められる。転送中に動かない置き方ができる。

PG05.5との違いは、速さとスロットの数

項目
PG05.6
PG05.5
差
インターフェース
USB4
40Gbps=5,000MB/秒
USB 3.2 Gen 2
10Gbps=1,250MB/秒
4倍
スロット
CFexpress×1
CFexpress+SD
SDの有無
512GB(4.0カード)
2分31秒
6分50秒
4分19秒
512GB(2.0カード)
5分1秒
6分50秒
1分49秒
MacのRefresh Pro
寿命の表示だけ
3機能とも動く
—
価格
15,640円
12,665円
—

4.0のカードを使っていないなら、PG05.6が勝っている項目は無い。PG05.6で増えるのは、4.0のカードを挿したときの速さだけだ。

SDも読みたい人、MacでRefresh Proを全部使いたい人も、PG05.5でいい。

買う前に確かめる4つ

  1. 手持ちのカードが CFexpress 4.0 か。 2.0のままなら1,700MB/秒で止まり、短くなるのは1分49秒になる
  2. Mac側のポートがUSB4かThunderbolt 3以降か。 ハブ経由にせず直挿しする
  3. SDを読む必要があるか。 あるならPG05.6の1台では終わらない
  4. Refresh ProをMacで使うか。 使うならPG05.5にする

どちらを買うかは、リーダーではなく、いま使っているカードで決まる。

結局どちらを買えばいいのか。おすすめは2通りに分かれる

PG05.6を選ぶ

  • CFexpress 4.0のカードを使っている
  • 1回の撮影で数百GB持ち帰る
  • MacのUSB4ポートに直挿しできる
  • カードはCFexpressだけで、SDを使わない

PG05.5で足りる

  • 手持ちがCFexpress 2.0のカード
  • SDと2枚挿しで取り込みたい
  • MacでRefresh Proを全部使いたい
  • 1回の取り込みが100GB前後で終わる

僕は建築が中心で、1日に数百GB撮ることはめったにない。年7時間半短くなるなら入れ替えるが、3時間なら入れ替えない。

最終結論

CFexpress 4.0のカードをMacのUSB4ポートに直挿しできるなら、ProGrade Digital PG05.6 を買う。 512GBが2分31秒になり、1回で4分19秒短くなる。

手持ちが2.0のカードなら、PG05.5にする。 短くなるのは1分49秒にとどまる。SDも読めて、MacでRefresh Proも3機能とも動く。

カードごと買い替えるつもりなら、PG05.6と4.0のカードをまとめて入れる。リーダーだけ速くしても、カードが古ければ2分31秒には届かない。

仕様

2023年9月29日発売。標準価格15,200円(税込)。商品名は「CFexpress Type B USB4 シングルスロットカードリーダー」で、PG05.6は型番。

項目
値
項目
値
型番
PG05.6(下位機はPG05.5)
インターフェース
USB4(40Gbps=5,000MB/秒)
スロット
CFexpress Type B×1
(SDは無い)
対応カード
CFexpress Type B
1.0 / 2.0 / 4.0
寸法
70.8×70.8×18mm
冷却
内部にヒートシンク
付属
USB4認証ケーブル0.8m
メタルプレート
対応OS
macOS 10.6以降
Windows 10以降
その他
底面マグネット/転送LED
保証
2年

よくある質問

MacはUSB 3.2 Gen 2x2(20Gbps)に対応していますか?

対応していません。Macが対応するのはUSB 3.1 Gen 2の10Gbps=1,250MB/秒までで、Apple シリコンのMacも同じです。20Gbpsをうたう USB 3.2 Gen 2x2 のカードリーダーをMacに挿すと、10Gbpsまで落ちて動きます。USB4にも20Gbpsのモードがありますが、USB 3.2 Gen 2x2 とは互換性のない別のモードです。

ProGrade Digital PG05.6はいくらですか?

2026年8月31日のAmazon.co.jp(プログレードデジタル正規輸入品)で15,640円(税込)でした。SDも読めるUSB 3.2 Gen 2のPG05.5は同じ日に12,665円でした。

USB4のカードリーダーにすると取り込みはどれくらい速くなりますか?

CFexpress 4.0のカード(読出3,400MB/秒)なら、512GBの取り込みが6分50秒から2分31秒になります。1回あたり4分19秒です。手持ちが2.0のカード(読出1,700MB/秒)なら5分1秒で、縮むのは1分49秒になります。

PG05.6でRefresh Proは使えますか?

Windowsでは全機能が使えます。Macで動くのはカードの寿命を見るヘルスだけで、速度を新品に戻すサニタイズとファームウェアの更新は動きません。MacでRefresh Proを全部使うなら、USB 3.2 Gen 2のPG05.5になります。

ProGrade Digital PG05.6(CFexpress Type B USB4 シングルスロットカードリーダー)

価格は2026年8月31日にAmazon.co.jpのプログレードデジタル正規輸入品で確認した金額(税込)です。変わるのでリンク先で確かめてください。

情報の出どころ

仕様
ProGrade Digital公式のデータシート PS-PG-05.6-09-23(2026年8月31日)。
Refresh Proの対応
ProGrade Digitalの対応表 バージョン3.1.2(2026年8月31日)。
Macの対応規格
Appleの技術仕様(2026年8月31日)。
価格
PG05.6・PG05.5ともAmazon.co.jpのプログレードデジタル正規輸入品(2026年8月31日)。
取り込み時間
512GB・1.3TBを1,250/1,700/3,400MB/秒で割った値。年間は週2回・年104回で計算した。

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ProGrade Digital PG05.6 15,640円
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